コムルのロゴマーク認定NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

講座

講座

一般の方向けの講座を開催しています。お申込みについては、下記の各講座の詳細をご確認ください。

医療をささえる市民養成講座

2024年度は終了しました

講座修了者には、アドバンスコースとして「医療関係会議の一般委員養成講座」をご案内する予定です。

患者と医療者が協働してよりよい医療をつくりあげていく時代。患者の視点や意見がいまほど必要とされているときはありません。市民が活躍できる活動も増えています。まずは医療の周辺事情を理解し、賢い患者になったうえで、医療をささえる担い手になりませんか?
5回の講座は連続参加はもちろん、関心のある講座だけを選択することもできます。より深く医療とかかわる一歩を踏み出しましょう!!

日曜コースA」「夏期コース」「日曜コースB」の3コースから選べます。夏期コースのみ対面とWebのハイブリッド開催、他はWeb開催です。コースをまたがって日にちを選ぶことも可能です。この機会に、是非ご参加ください。

内容
講座1 医療現場で活躍できる市民参加活動
  • 講座の目的
  • COMLの基本姿勢と活動紹介
  • ボランティアとしての心得
  • どんな活躍ができるのか
    (病院ボランティア、模擬患者、電話相談スタッフ、検討会や審議会の委員など)
講座2 医療の基本
  • 医療の変遷(制度、できごと、患者の権利の発展)
  • 医療機関や専門職の種類と役割
  • 医療現場の課題
  • 医療費の基本
講座3 医療相談の実際
  • COMLの相談対応の基本姿勢と実際
  • 相談から見える患者の意識の変遷
  • 相談対応に必要な情報と姿勢
  • 相談内容の紹介とディスカッション
講座4 医療を知るⅠ
  • 病院選びと賢い患者の心構え
  • セカンドオピニオン
  • 医療費の知識
講座5 医療を知るⅡ
  • 医療にまつわる社会的な知識
    (納得できないときの解決方法、個人情報保護法、成年後見制度、高額療養費制度、医療費控除)
  • 薬にまつわる情報
    (治験、ジェネリック、医薬分業、副作用被害など)

医療関係会議の一般委員養成講座

2024年度参加者募集中

本講座は基礎コース「医療をささえる市民養成講座」修了の方を対象としています。
ご参加ご希望の方は、最初に「医療をささえる市民養成講座」を受講してください!!

1990年代後半から行政や医療機関などにおける検討会・委員会に利用者である患者側の委員が構成メンバーに位置づけられるようになってきました。その傾向は年々高まり、厚生労働省や文部科学省などの検討会をはじめ、都道府県の医療にまつわる審議会・委員会、各種医療関係団体の役員やアドバイザリー委員、独立行政法人の外部評価委員などに拡がりつつあります。更に、治験や臨床研究の倫理審査委員会では、一般委員の出席が開催要件になり、特定機能病院の承認要件見直しによって医療安全の外部監査委員に「医療を受ける立場の者」の参加が明記され、今年度から始まっています。2015年から始まった地域医療構想策定ガイドラインにも「策定前に住民の声を聴く必要がある」とされ、各学会が作成する診療ガイドラインの作成にも一般の立場の参加が奨励されているところです。
そこで、まずは医療に関する基本的な知識、制度、課題を学んだ上で、冷静かつ客観的な意見を述べる人材の養成が必要と考え、医療関係の会議で一般委員を務める方の養成講座を企画しました。この講座は「医療をささえる市民養成講座」を基礎コースとして修了した人を対象に募集し、アドバンスコースと位置づけて開催致します。
アドバンスコース修了者で一定の要件を満たした方は一般委員候補者バンクに登録し、ブラッシュアップ研修の場を提供して更なる能力アップにつなげると同時に、モチベーションを維持できるような意見交換の場を定期的に設けていく予定です。もちろん、参加していただける検討会や委員会、倫理審査委員会などがございましたら、随時ご紹介もする予定です。

1. 一般委員養成講座の概要
一般委員養成講座の概要

*1回の講座:3時間(定員20名)

*参加費:35,000円(7回全講座出席が条件)

2. スケジュールと会場
スケジュールと会場

(いずれも14~17時)

  • 講座1:2024年12月8日(日) 東京大学
  • 講座2:2024年12月22日(日) COML事務所
  • 講座3:2025年1月11日(土) 東京大学
  • 講座4:2025年1月25日(土) 東京大学
  • 講座5:2025年2月9日(日) 東京大学
  • 講座6:2025年2月23日(日祝) ※会場調整中
  • 講座7:2025年3月9日(日) 東京大学
3. プログラム
プログラム
講座1:一般委員養成講座とは
  • ・趣旨と講座のスケジュール説明
  • ・一般委員の必要性、委員会の種類、到達目標、求められる人材要件などの解説。
  • ・参加者の動機とこれまでの経験、目標設定(グループディスカッションの後、個人の講座で目指す目標設定を表明)
講座2:議事録から考える一般委員の役割と発言
  • ・あらかじめ準備した議事録(2種類)を読んだうえで参加
  • ・意見交換(会議のポイントと一般委員の果たしていた役割、自分だったらどのタイミングでどんな意見を言いたいと思ったか、その理由)
  • ・意見交換の発表
講座3:ディベート訓練①

講師:東京国際大学教授・立教大学名誉教授・松本茂氏

  • ・ディベートとは(講師による解説)
  • ・ディベートを実施する上での注意事項(講師による解説)
  • ・ディベート訓練(一般的なテーマによる基本編)→振り返りと講評
講座4:ディベート訓練②

講師:東京国際大学教授・立教大学名誉教授・松本茂氏

  • ・ディベート訓練(一般的なテーマによる上級編)→評価→改善できたかどうか自己評価→講評
講座1~講座5までの期間に厚生労働省の検討会を2種類以上傍聴

(新型コロナウイルス感染状況に応じて変更あり)

講座5:傍聴報告会
  • ・報告会までにフォーマット(註1)に記載した報告書を提出
  • ・各自、フォーマットに沿って傍聴したポイントを発表

註1)検討会の種類、ポイント、一般委員の果たしていた役割、感想、自分ならどのような意見を表明しようと思ったかなど

講座6:模擬検討会①
  • ・模擬検討会
  • ・参加者の振り返り
  • ・行政側協力者(判定委員)による感想とアドバイス
講座7:模擬検討会②
  • ・模擬検討会を実施
  • ・参加者の振り返り
  • ・行政側協力者(判定委員)による評価、判定

ご参加ご希望の方は、以下の内容をお電話03-3830-0655かメール(coml@coml.gr.jp)でお知らせください。

  • ① お名前
  • ② ご連絡先(電話番号とメールアドレス)
  • ③ ご職業
  • ④ ご関心のある医療分野

熱意ある皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

患者と医療者のコミュニケーション講座

終了しました

受診したとき、「言いたいことが確実にきちんと伝わった!」「聞きたいことが全部聞けた!」と満足できていますか? それとも、「言いたいことがうまく伝わっていない」「受けた説明がよくわからなかった」と思われたことがありますか?
医療は自分のからだやいのちにかかわる大切な問題。患者も医療者もコミュニケーション能力を高めて、少しでもうまくコミュニケーションを取りたいものです。
そこでこの講座では、ゲームやロールプレイを通して日ごろは意識していないコミュニケーションの癖を見つけたり、明確な伝え方や有効な質問の仕方を探るためにディスカッションをおこなったりします。
どんなコミュニケーションをとれば、患者と医療者がよりよい関係をつくることができるのか、楽しみながらご一緒に考えていきましょう!

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